殺菌剤耐性菌研究会とその活動概要
研究会の沿革
本研究会は、「殺菌剤耐性菌研究に携わる研究者(関係者)を広く集め、情報交換を行う中で、特に研究手法、薬剤感受性の判定基準等の統一をはかり、耐性菌発生の回避対策に資する」ことを目的に、1991年から果樹試験場(当時)の石井氏やJA全農(当時)の大塚氏を中心に有志が集まり設立した。1994年からは、日本植物病理学会の研究会として活動を続けている。
1.これまでの主な活動概要
シンポジウムの開催1991年から開催。
1994年の第4回シンポジウムから学会の研究会となり 2020年3月(予定)のシンポジウムで30回目となる。
2. 年1回、病理学会大会にあわせて開催
感受性検定マニュアルの作成また、掲載原稿を編集し、1998年5月『植物病原菌の薬剤感受性検定マニュアル(発行:日本植物防疫協会)を出版した。殺菌剤耐性菌に関する国内文献集を作成し、上記2つのマニュアルに収録した。
2009年7月には『植物病原菌の薬剤感受性マニュアルⅡ』を出版した。
雑誌『植物防疫』に感受性検定マニュアルを掲載。
3. 殺菌剤耐性菌に関する国内文献集の作成
殺菌剤耐性菌に関する国内文献集を作成し、インターネット上に公開した。
4. 耐性菌対策のための各種薬剤のガイドラインの策定
MBI-D、QoI、SDHI、CAA、DMI剤について、使用ガイドラインを策定、公表。
●規約と運営体制
この研究会は、規約に従い幹事、顧問と運営委員により公正に運営されている。